国際サッカー連盟(FIFA)の08年最優秀選手受賞から一夜明け、マンチェスターUのFWクリスティアーノ・ロナウド(23)にRマドリードへの移籍話が再燃した。スペイン紙アス(電子版)が、レアルのカルデロン会長とC・ロナウドのメンデス代理人が水面下で交渉し、移籍金8500万ユーロ(約102億円)で来季からの加入で合意したと報じた。同代理人が先月ポルトガルで新たに「CR9」の商標権利を取得したことも判明。新天地での背番号が「9」であることを示唆したとみられている。

 世界MVPから一夜明け、くすぶっていたC・ロナウドの移籍説が、まずスペインから燃え上がった。アス紙が、トップニュースで「来季レアル入りで合意」と報じた。カルデロン会長とメンデス代理人が密約し、移籍金8500万 ユーロ (約102億円)、年俸1200万ユーロ(約14億4000万円)の破格オファーで合意。同代理人への手数料800万ユーロ(約9億6000万円)という細部の数字まで明かされた。

 実現すれば、移籍金としては01年に元フランス代表MFジダンがユベントスからレアルに移籍した際の7580万ユーロを超え、史上最高額となる。

 レアル移籍の情報は、すぐに英国へ飛び火した。13日付サン紙は、メンデス代理人が先月ポルトガルで新たな商標権利を取得したことを伝えた。C・ロナウドは、既に自らの名前の頭文字とマンUでの背番号を並べた「CR7」の商標権を所有。07年に設立した服飾ブランドとブティックの名称として使用している。その次が「CR9」であり、新しい背番号は「9」であることを暗示しているという。現在レアルの9番はFWサビオラで、同選手は出場機会に恵まれず、オフに放出されることが有力視されている。

 C・ロナウドは、FIFA年間MVPのスピーチで「この賞を受賞できたことは、すばらしい一時代のクライマックスだ」とコメントした。「一時代の」という言い回しが「マンU所属時代の」という意味ともとれる。さらにスペイン語を勉強していることも判明。「状況証拠」が次々とそろい始めたのだ。

 これらの報道についてマンUのファーガソン監督は「1月になれば、また移籍話が再燃すると、分かっていた。動揺はないし、こういったことを受け入れなければならない」。あっさり受け流したが、「レアル移籍」を完全否定はしなかった。昨夏から続くC・ロナウドの移籍騒動は、「うわさ」の段階を過ぎ、レアル行きに向けて具体的に進んでいきそうだ。(春日洋平通信員)

 [2009年1月15日7時43分

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