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フランクフルト稲本が仏1部レンヌ移籍

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レンヌの公式サイトには稲本が歓迎の文字とともに紹介されていた
レンヌの公式サイトには稲本が歓迎の文字とともに紹介されていた

 フランクフルトMF稲本潤一(30)のフランス1部レンヌへの移籍が19日、決まった。現地入りしている稲本はこの日、メディカルチェックを受け、クラブの公式HPに「歓迎」の言葉とともに2年契約が発表された。当初は契約を延長しての残留が濃厚だったが、サイン寸前に監督交代などで断念。ドイツ国内で移籍先を探したがまとまらず、フランスに方針を変更していた。来季新監督に就任する元G大阪監督のアントネッティ氏(47)のもとで、稲本の欧州9年目、4カ国目の挑戦が始まる。

 イングランド、トルコ、ドイツと渡り歩いた稲本が、新天地をフランスに求めた。当初は慣れたブンデスリーガでのプレーを希望し、フランクフルトとの契約延長も間近だった。ところが、突然の監督交代で状況は一変。その後ドイツ国内で移籍先を探したが、交渉が難航。結局、MF松井大輔(サンテティエンヌ)FW伊東翔(グルノーブル)らがプレーするフランス1部への移籍を決意した。

 レンヌは今季も7位と安定した実力を持つ名門。早くから稲本の能力を高く評価しており、今年1月にも獲得に動いた経緯がある。さらに来季新監督に98、99年にG大阪を率いたアントネッティ氏が就任。新指揮官も、退任時にフランスに連れて帰りたいと望むなど稲本の力を買っていた。

 クラブ側は攻撃力にも期待しており、新監督もG大阪時代に攻撃的MFとして起用したことがある。現在のボランチよりも攻撃的な位置で、新たな力を開花させる可能性もある。2月のオーストラリア戦以来日本代表には招集されていないが、来年のW杯へ意欲は十分。イングランドのスピード、ドイツの強さに、フランス流の創造的な攻撃力が加われば、代表の大きな戦力としても期待できる。

 言葉の壁もあるが、すでに3カ国でプレーするなど順応力は抜群だ。欧州9年目はドイツでプレーした奥寺康彦氏(横浜FC会長)と並ぶ日本人最長。日本を含め5カ国でプレーした選手は横浜FCのFWカズや草津MF広山などいるが、欧州トップリーグに限れば日本人初になる。信頼する指揮官のもと、欧州で経験を積む稲本がフランスから3度目のW杯を目指す。

 [2009年6月20日8時33分 紙面から]


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