フィオレンティーナのルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥ(30)が3日、CAS(スポーツ仲裁裁判所)がチェルシーへの巨額賠償金の支払いを支持したことについて「極めて不当」と不満を爆発させた。ムトゥはチェルシーに所属した04年にコカイン使用が発覚し、契約解除。多大な損失を被ったクラブ側が同選手に賠償請求を行い、08年に国際サッカー連盟(FIFA)が1717万ユーロ(約23億円)の支払いを命じた。ムトゥは「スポーツの枠を超えた、こんなバカな話はない」などと憤った。

 [2009年8月5日8時41分

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