<欧州CL:インテル2-1ディナモ・キエフ>◇4日◇1次リーグF組◇キエフ

 F組のインテルが、残り4分から逆転し、2-1とディナモ・キエフを破った。欧州チャンピオンズリーグでは昨年10月22日のAファマグスタ戦以来、9戦ぶりの勝利。この白星で同組最下位から一気に首位に浮上した。残り2戦で、最下位のディナモ・キエフまで勝ち点2差の大混戦だ。また、E組のリヨン、G組のセビリアが決勝トーナメント進出を決めた。

 インテルの勝利への執念が試合終了間際のプレーに表れた。FWミリトのゴールで同点に追いついた後の後半44分、ゴール左からMFムンタリが強烈なシュート。続いてミリトが右の角度のない位置からシュート。GKがこぼしたボールを確保する寸前に、走り込んだMFスナイデルがゴールに押し込んだ。波状攻撃で劇的な勝ち越し。スナイデルは「失点後は全員が全力を尽くした。勝てると信じていた」と喜びを爆発させた。

 リーグ戦の強さがCLでは出せなかった。今季も前節まで3分け。リードを許したハーフタイム、モウリーニョ監督は選手たちに「試合の後、涙は見たくない。歯を食いしばり、全力を出して疲れ切った選手たちを見たいだけだ」と話した。選手たちがその言葉に応えた。監督も「戦術より選手たちの不屈の精神が気に入った」と手応えをつかんだ様子。「1次リーグ突破は確実。1位か2位かは分からないけどね」と自信たっぷりに話した。(波平千種通信員)

 [2009年11月6日7時51分

 紙面から]ソーシャルブックマーク