<セリエA:カターニャ1-1ウディネーゼ>◇1月31日◇カターニャ

 カターニャの日本代表FW森本貴幸(21)が、アピール合戦に勝利した。後半10分から出場すると、同36分にMFビアジャンティの同点ゴールをアシスト。試合はドローだったが、前節パルマ戦のゴールに続き、2試合連続で得点に絡んだ。新加入FWマキシ・ロペスが先発デビューしながら見せ場をつくれない中、交代出場した森本が、ミハイロビッチ監督の期待にきっちりと応えた。

 森本が敗色ムードを変えた。後半36分に中央でパスを受けると、ドリブルで仕掛けると見せて左へパス。この冷静なプレーからMFビアジャンティの同点ゴールが生まれた。さらにロスタイムには、前線へ飛び出したFWマルティネスへ絶妙のループパスを通した。これはオフサイドだったが、視野の広さは際だった。

 この日はマキシ・ロペスに先発の座を奪われ、ベンチスタート。バルセロナで活躍した同選手のプレーに注目が集まったが、動きは悪く精彩を欠いた。そこへ代わって入った森本が攻撃のアクセントとなって、ポジション奪回へ好アピールとなった。ミハイロビッチ監督から肩をポンポンとたたかれ、ねぎらわれた森本は「難しい試合で勝ち点1は大きい。FWの競争は激しくなるが、チームの成長にはいいこと」。長いスランプを脱し、気持ちにゆとりも芽生えた。【猪野真美子通信員】

 [2010年2月2日8時40分

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