フランスの悪夢は終わらない…/EURO
<EURO2012:ベラルーシ1-0フランス>◇予選D組◇3日◇フランス
フランスの悪夢は終わらなかった。ローラン・ブラン監督(44)就任後初の公式戦で、FIFAランク78位のベラルーシに敗れた。再三のチャンスをつくりながらゴールを奪えず、逆に後半41分に決勝点を喫した。W杯1次リーグ敗退という悪夢を断ち切り、ホームで新生フランスとして新しい門出を飾るはずが、まさかの敗北。7万6395人の観衆で埋まったフランス競技場は重苦しい空気に包まれた。
サポーターの期待は、またも失望に変わった。試合前のスクリーンにブラン監督の顔が映った際、7万6395人のスタンドから大きな拍手が起こった。ここから再びフランスの栄光が始まる-。そんな高まるムードは、時間の経過とともに重苦しいものとなった。
後半3分にはMFメネズが強烈なシュートを放ったが、相手GKジェブノフにセーブ。こぼれ球をFWオアロが狙ったが、ボールはゴールを越えた。好機をつくりながら得点が奪えない。そして終了4分前、ベラルーシにゴールを割られた。
ブーイングの口笛が鳴り響く。まさかの敗戦にブラン監督は「多くの人々が来てくれて、彼らはチームを励ましてくれた。我々がそれに報いることができずに、申し訳なく思う」。就任初戦となった、8月11日の親善試合ノルウェー戦(1-2)に続く、黒星となった。
W杯の内紛騒動により、アネルカが追放され、エブラ、リベリも出場停止。そこへベンゼマも負傷離脱した。そんな中、ジダン氏が合宿を訪れ「ここで勝つことでフランスの栄光を取り戻そう」とゲキを飛ばした。また、ブラン監督は試合前の国歌を全員がしっかり歌うよう命じるなど、再起への意気込みは強かった。
レキップ紙は「新フランス代表は以前のチームレベルだ。つまり彼らは負けた。そして光が見えない」。今年の代表戦は9試合でわずか1勝。重圧が付きまとうが、ブラン監督は「我々は未来へ向かわなければならない」と気丈に話した。(松本愛香通信員)
[2010年9月5日11時49分 紙面から]
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