国際サッカー連盟(FIFA)は19日、18年と22年W杯開催候補地の調査報告書の完全版を公表した。20の調査項目について詳細な記述があり、契約、運営上のリスクの高さを評価している。22年に立候補する日本については最先端技術を駆使した次世代W杯の理念が説明されており、日本協会の小倉純二会長は「一番売りとしていたのがまとめてあって、ありがたい」と述べた。一方で「政府保証」「練習施設の契約」と「競技場の運営」はリスクが「中程度」と判定された。

 項目別では、競技場について「開会式と決勝の会場となる大阪の競技場は、周辺のスペースが足りずイベント開催に不都合」と指摘。政府保証の不足に関しては「FIFAへの免税が確約されていない」ことなどが挙げられた。なお、ライバル米国は政府保証の不足を懸念されながら、総合的には高評価の印象だった。報告書は、12月2日に開催地を投票で決めるFIFA理事の参考資料となる。

 [2010年11月21日7時51分

 紙面から]ソーシャルブックマーク