C大阪からマジョルカへ移籍する日本代表MF家長昭博(24)が21日、大阪府吹田市内での会見で晴れ晴れとした表情を見せた。

 家長

 日本人が成功していないのは知っているが、不安はない。成功できると思っている。スペインは世界でも最高のリーグ。個性的なプレーをして、日本人でもやれるということを見せたい。そうすれば、日本人の評価、僕の評価も上がると思う。結果を出して、2年後にはもっとビッグクラブにいきたい。

 目指すは過去に日本人が成し得なかったスペインでの成功。これまで同国でプレーした城、西沢、大久保、中村俊ら先輩超えだ。

 今季C大阪でともにプレーしたドルトムント香川との対戦も熱望。渡航中のスペインで、欧州リーグのセビリア-ドルトムント戦を観戦。「たくましくやっていたので刺激を受けた。チャンスはあると思うので、同じピッチに立てるよう頑張ろうと思った」。

 現在、マジョルカには欧州連合(EU)域外の選手が3人在籍している。枠が空かない場合は今季終了までスペイン2部に期限付きで移籍することになるが、気持ちにブレはない。「どこに行っても結果を残して上にいきたいと思う」。【福岡吉央】

 [2010年12月22日9時10分

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