インテルミラノDF長友佑都(24)が日本人選手の力を世界に認めさせた。6日のジェノア戦に後半33分から出場し、同39分に左足でイタリア移籍後初ゴールを決め、勝利に貢献。ビッグクラブでは日本人は通用しないというイタリアでの偏見を、限られたチャンスに結果を出すことで打ち破った。

 イタリア国内で長友への注目度が高まった。インテル公式サイトのファン採点では7日午後1時半現在でエトーの9・23、パンデフの8・21に続く3位の8・14点を獲得。テレビの全国ネットのニュース番組では繰り返しサネッティとのおじぎシーンが放送された。長友にスピードの秘密を聞き「梅干し」という回答をもらった番組は「我々にはそれが何か分からなかったが、酸っぱいあんずみたいなものらしい」と説明。日本の食文化の紹介にも一役買っていた。