右足小指付け根骨折からの復帰を目指すドルトムントMF香川真司(22)が、今季残り3試合を欠場することになった。0-1で敗れたボルシアMG戦後、シュネック広報部長が「残り3試合全てに欠場する見通し。クロップ監督は今、彼を試合に出すことはリスクが高いと考えている。無理させず、しっかり治して来季を100%の状態で臨ませようとしている」と説明した。同広報部長は、香川の南米選手権(7月、アルゼンチン)への派遣についても可能性を否定した。「(出場は)ノーだ。南米に位置していない日本は、選手を拘束することができない。香川はアジア杯で骨折し、ウチでの半シーズンを棒に振った。今ここで南米選手権に出場することはばかげている」と話した。

 香川はこの日、敵地のスタジアムに姿を見せたが、ドルトムントが敗れ、優勝決定が次節以降に持ち越しとなったため、足早に帰路に就いた。次戦ニュルンベルク戦に勝ち、2位レーバークーゼンが負けか引き分ければ、9季ぶりの優勝となる。(鈴木智貴通信員)