ドイツ杯に出場するアマチュアクラブが、全選手と監督を6月30日付で解雇した。独デア・ベステン紙が報じた。大量解雇を実施したのは、ドイツ杯で2部グロイター・フュートとの対戦を引き当てた7部リーグのエイムスブッテラーTV。原因は人気クラブとの対戦で入る収益金の分配で、クラブ首脳陣は11万ユーロ(約1265万円)のうち半分を選手に、残りの半分を人工芝グラウンド建設費用に回そうとした。1人あたり2000ユーロ(約23万円)の分配に選手、コーチが反発。75%の取り分を要求したため、クラブ首脳が解雇を決めた。クラブ役員のクラーゼン氏は「クラブに52年間在籍しているが、一番失望した」と話した。(中野吉之伴通信員)