<ドイツ杯:ライプチヒ3-2ウォルフスブルク>◇1回戦◇29日(日本時間30日)◇ライプチヒ

 【ライプチヒ(ドイツ)=鈴木智貴通信員】ドイツ杯はライプチヒなどで開幕した。1回戦でMF長谷部誠(27)が所属するウォルフスブルクは、4部のライプチヒに敗れる波乱が起きた。長谷部はフル出場。当初はトップ下でプレーし、チームの1点目の起点になったが、前半途中から右サイドハーフに転じた後は得点に絡めなかった。

 長谷部が敗戦の中で、トップ下でのプレーに手応えをつかんだ。本人が「練習で1度しかやっていない」というトップ下での先発。0-2とリードされた前半23分、カウンターのロングパスがFWラキッチのゴールにつながり、反撃の起点となった。「(トップ下に)手応えはあります。いろいろなポジションができるっていうのを示すのはいいかなと思います」と話した。激しい定位置争いで、新たなアピールポイントを手にした。