英国の名門アーセナルに所属するFW宮市亮(19)が、同じプレミアリーグのボルトンに期限付き移籍することが1月31日、分かった。期間は今季終了まで半年間の見込み。宮市の潜在能力を高く評価する名将アーセン・ベンゲル監督(62)が実戦経験を積ませるために移籍先を選定していた。同監督は受け入れ先について「プランがある。英国外はない」と話していた。

 欧州メディアによると、昨季もレンタル先のオランダ1部フェイエノールトで活躍した宮市を巡って、この冬の移籍市場で複数のクラブが興味を示していた。フラムやフランス1部バランシエンヌなども候補とされたが、かつて中田英寿、西沢明訓がプレーした日本人に縁の深いボルトンのユニホームでプレミアデビューを目指すことになった。

 成功例がある。同世代のイングランド代表MFウィルシャーも10年1月から半年間ボルトンでプレー。経験を積み、その後アーセナルに戻ってブレーク。代表入りするまでに急成長した。ボルトン側は水面下でウィルシャーに同僚・宮市の力を確認し、ウィルシャーが太鼓判を押したともいわれている。

 今季、特例で英国の労働許可が下りアーセナルで登録された宮市だが、ここまで公式戦出場はリーグ杯2試合のみ。1度も招集はないが、ロンドン五輪世代の切り札的存在。ボルトンで超ハイレベルなプレミアリーグを体感し成長できれば、日本の財産にもなる。