岡ちゃん、あきれて苦笑い…。岡田武史監督(55)が指揮する中国スーパーリーグ杭州緑城が18日、鹿児島県霧島市内で韓国の強豪FCソウルと練習試合(45分×3本)を行い、0-5で大敗。選手のプロ意識の欠如が露呈された「事件」が発生してしまった。

 2本目が始まる直前だった。ベンチ前で選手に指示を出そうとした指揮官が、まるで子供を注意するかのように声を上げた。「お~い、お前ら試合が始まるのに何やってんだ~!」。その視線の先には、スタッフにうながされてグラウンド脇で写真撮影に興じる3人の選手の姿があった。

 試合に出ていない選手数人が控室で携帯型ゲーム機で遊んでいた事実も発覚。「まだプロじゃないんだよ。すぐには変わらないと思うけど、次第に変えないと。子供を教えるみたいで、かわいいんだけど」。3月10日のリーグ開幕まで残り3週間。岡田監督は根気強く意識改革を進めていく。