<欧州リーグ:チェルシー2-1ベンフィカ>◇決勝◇15日◇アムステルダム
チェルシーがベンフィカを下して初優勝した。後半ロスタイムにDFイバノビッチが勝ち越しヘッド弾を決めての劇的勝利だった。昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)に続く欧州タイトルで、カップウイナーズ杯を合わせたUEFA主催3冠をイングランド勢として初めて達成した。今季は浮き沈みの激しいシーズンだったが、最後に欧州王者の意地を見せた。
チェルシーが土壇場で強さを見せた。1-1で延長突入まであと数十秒、CKからイバノビッチが頭で合わせたボールは、山なりの軌道でゴール右上に吸い込まれた。相手GKは見送るだけ。勝負が決まった。
昨季欧州CL決勝でも後半43分に追いつき、PK戦の末に初優勝をもぎ取った。その大一番に累積警告で出場停止だったイバノビッチが大仕事。「僕のキャリアで最高のゴールの1つになる」とヒーローが言えば、ベニテス暫定監督は「相手はCKに弱点があると思い、練習してきた」としてやったりの表情だ。
今季は前回覇者として初の1次リーグ敗退。ディマテオ監督の解任もあった。リーグ戦でもV逸。既に同暫定監督は今季限りでの退任を表明、同時に「プロとして最後まで職務はまっとうする」と言い、それを証明した形になった。「いろいろあったけど、今は最高の瞬間」とMFランパード主将。来季はRマドリードのモウリーニョ監督が復帰する見込みで、この日のタイトルは新たな「チェルシー伝説」の始まりとなりそうだ。


