今季限りで現役引退する元イングランド代表MFデービッド・ベッカム(38=パリサンジェルマン)の長男ブルックリン君(14)が、父親と同じプロサッカー選手を目指し、ロンドンに本拠地を置くプレミアリーグのクイーンズパークのジュニアアカデミーに参加している。チーム側はまだ正式契約はしていないというが、気の早いブックメーカーは賭けのオッズを発表。将来の代表入りが9倍、プレミアリーグでのプレーには4・5倍をつけている。

 ブルックリン君は、父親の影響でサッカーを始め、ベッカムが移籍したMLSのロサンゼルス・ギャラクシーではユースチームでプレー。パリサンジェルマンに移籍後は住居のあるロンドンで、チェルシーのジュニアアカデミーでも練習していた。18日にはパリで行われたベッカムの試合を次男ロメオ、三男クルズとともに観戦。試合後は、優勝トロフィーを囲んで記念写真にも収まった。

 父親のベッカムも14歳のときにマンチェスターUのアカデミーに入団し、その輝かしいキャリアをスタートさせた。父親の引退と相前後して始まったブルックリン君の挑戦に、英国中が注目している。