欧州クラブNO・1を決める欧州チャンピオンズリーグ決勝は、25日(日本時間26日未明)にキックオフ。16シーズンぶり2度目の優勝を狙うドルトムントと、昨季は悪夢のPK戦負けで準優勝に甘んじたBミュンヘンによる初のドイツ勢対決となる。今季ブンデスリーガではBミュンヘンが圧倒的な強さを誇ったが、ドルトムントのクロップ監督は「先手必勝」で相手を揺さぶり、勝機を手繰り寄せようとしている。
選手層、伝統、今季の戦績すべてで上回るBミュンヘンを相手に、クロップ監督が手ぐすね引く。Bミュンヘンは10年、昨年決勝で敗れ、その悔しさがエネルギーと執念となり、決戦に向けて燃えに燃えまくっている、というのが一般的な見方だ。そこでクロップ監督は言う。「それは我々が1-0とリードするまでだ。そうなれば彼らは『ああ、またか…』となる」。過去3年で2度の敗戦という相手のトラウマ(心的外傷)につけ込み、焦り、動揺、戦意喪失を誘えば、勝機はあるというわけだ。
まさに先制点が鍵になる。効率的なパスワークのBミュンヘンに対し、ドルトムントは大胆なカウンター、奇襲も得意だ。エースFWレバンドフスキは、準決勝Rマドリード戦で1試合4得点という嗅覚と決定力がある。準々決勝マラガ戦では、ロスタイムの2発で逆転勝ち上がりというミラクルも起こした。今回の下馬評は低いが、可能性は十分だ。

