右太もも負傷からの復帰を目指すCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)が明日6月1日のロシア杯決勝アンジ戦で先発する見込みとなった。30日、モスクワ郊外のクラブ施設での練習後、スルツキ監督が「本田はスタメンだ」と明言した。リーグ優勝との2冠がかかる大一番。強豪相手に2列目右サイドでの起用が確実だ。
本田の2冠達成への思いはチーム内のだれより強い。29日には試合3日前にもかかわらず、モスクワ市内でリーグ優勝イベントが行われたが、ずっと険しい表情。祝賀ムードに浸った仲間とは対照的だった。
会見ではロシア人記者から「そんなまじめな顔で何を考えているのか?」という質問が飛んだ。本田は表情ひとつ変えることなく英語で「ロシア杯決勝のことだけを考えている。できることなら、今すぐ家に帰りたい」と答えた。この様子は地元メディアで「石のような表情」と伝えられたほどの緊張感だった。
ともすれば祝賀ムードに水を差すような発言。だが、どうしても勝ちたい本田は一切ぶれなかった。足の痛みを訴え途中交代した12日ロコモティフ・モスクワ戦以来となる実戦。日本代表の大一番オーストラリア戦も控えるが、今の本田は復帰戦で勝ち頂点に立つことしか考えていない。(モスクワ=八反誠)

