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 クラブW杯:Bミュンヘン2-0ラジャ・カサブランカ>◇決勝◇21日(日本時間22日)◇モロッコ・マラケシュ

 欧州王者Bミュンヘンが、開催国王者ラジャ・カサブランカを下し、初優勝した。欧州勢の優勝は2大会ぶり6度目。昨季、欧州CLや国内リーグなど3冠を達成したBミュンヘンは、圧倒的にボールを支配。前半7分、DFダンチ、同22分にティアゴが決め、その後も主導権を握り続け圧勝した。

 圧倒的な強さでBミュンヘンが、最高の1年を締めくくった。準決勝では広州恒大相手に72%。そして決勝でもRカサブランカに73%とボールを支配し、サッカーをさせなかった。前半7分のダンチの先制ゴールで、相手の出はなをくじくと、同22分のティアゴの追加点でとどめを刺し、後は安全運転。昨季の3冠に欧州スーパー杯にクラブW杯を加え、5冠を達成した。

 リーグでは、41戦無敗の記録を更新中。欧州CLでも1次リーグを首位突破するなど、快進撃は止まらない。ジョゼップ・グアルディオラ監督(42)は「強さの秘訣(ひけつ)は素晴らしい選手たち」と、たたえた。大会優秀選手には左サイドでの活躍が光ったフランク・リベリが選ばれた。30歳のフランス代表は「ハードな1年だった。今は休養が必要」と充実感に浸った。