3部のラシンの選手たちが1月30日、給料未払いへの抗議のため、スペイン国王杯準々決勝のRソシエダードとのホームでの第2戦をボイコットした。

 給与未払いからクラブ首脳の退陣を求めたラシンがプレーを拒否。試合開始からセンターサークル付近で動かなかったため、主審が58秒で試合中止とした。この結果、第1戦で勝利したRソシエダードが4強入り。ラシンの決断をファンや相手クラブも支持。Rソシエダードのアラサテ監督は「自分たちにとって好ましい状況ではなかったが、それ以上に相手は苦しい状況にある。今日はラシンの魂が生きているのを見た」と話した。(山本孔一通信員)