<ブンデスリーガ:ニュルンベルク2-1ブラウンシュバイク>◇22日◇ニュルンベルク

 日本代表MF清武弘嗣(24)が所属するニュルンベルクはホームのブラウンシュバイク戦で逆転勝ちした。清武はトップ下で先発出場し、後半開始早々に貴重な同点ゴールを決めた。後半24分までプレーした。

 清武が逆転勝利に貢献した。0-1の後半開始わずか9秒。FWドルミッチからのパスを受けた清武はドリブルで持ち込み、ゴール正面約20メートルから豪快に右足を振り抜いた。相手GKの手をはじいたボールはゴール左上に突き刺さった。

 「ジョー(ドルミッチ)が本当にいい落としをしてくれた。ごっつぁんゴールでした」。試合の流れを変える15試合ぶり今季3得点目に笑顔を見せた。後半23分にPKのキッカーを務めたが、左ポストを直撃し、突き放すことはできなかった。同24分に途中交代した清武は「俺が決めていればもっと楽な試合だった」と反省も忘れなかった。

 前半戦17試合で1勝もできなかったチームは、後半は4勝1敗と調子が上向き。「引き分けだとまた残留争いに巻き込まれる。引き分けは要らないので良かった。後半戦は新しい気持ちでやれている」と手応えを口にした。清武の地元ビルト紙の採点は3(1が最高)だった。(鈴木智貴通信員)