シャルケの日本代表DF内田篤人(26)が、右の膝蓋腱(しつがいけん)の炎症で開幕戦(8月23日)に間に合わない可能性が出てきた。21日付の独ビルト紙が報じた。16日に合流し、17日の練習で痛みを訴えたという。2~3週間はプレーできず、ドイツ南部グラッサウで行われる合宿には同行するが、リハビリメニューとなる予定。

 サッカー専門誌キッカーは「早すぎたW杯出場のつけ」と報じた。2月9日のハノーバー戦で右太もも裏の腱を完全断裂し、離脱。しかしW杯出場のため、クラブが勧めた手術を回避してリハビリを選択した。5月27日キリンチャレンジ杯キプロス戦(1-0)で実戦復帰し、W杯では1次リーグ全3戦にフル出場した。ビルト紙によると、ヘルト・チームマネジャーは「内田の健康状態は良くなかったが、日本人にとってW杯は他の何より優先されていた。恒常化しないように気をつける」と批判しているという。