日本代表FW岡崎慎司(28)が所属するマインツは20日、英国バーミンガム近郊のセント・ジョージズ・パークで合宿を始めた。約2時間、フィジカルトレーニングに加えて早速ボールを使った練習も行い、岡崎は軽快な動きを見せた。

 昨季は欧州主要リーグで、日本人新記録となる15点を挙げた。一方で、言葉の壁を越えられずにいる。昨季はドイツ人監督だったが、今季はデンマーク人のヒュルマンド氏が就任。「英語中心で話すので、分かんない。なんとなく分かるから大丈夫ですけど」。「サッカーはうまくいってるけど、海外は向いてないです」とも話した。

 しかしピッチ内では、チームの中心だ。ゲーム形式の練習ではチームメートは常に岡崎の動きを見ており、「シンジ!」と呼ばれる。「昨季で(プレーが)理解されたのは良かった。スタートラインに立ったと思っている」と自信を見せた。W杯ではドイツが優勝し、ブンデスリーガも盛り上がること必至。「15点で終わったら、そこまでの選手になってしまう。毎年、自分のベストパフォーマンスを目指す」と話した。