<スイスリーグ:ザンクトガレン2-0バーゼル>◇14日◇バーゼル

 スイス1部バーゼルの日本代表FW柿谷曜一朗(24)が、ホームでのザンクトガレン戦で1トップで移籍後初先発し、フル出場を果たした。2戦連発はならず、0-2で今季初黒星。開幕からの連勝は4で止まったが、得失点差で首位は守った。

 柿谷の移籍後初先発は不発に終わった。パウロソウザ監督は9日のチューリヒ戦から先発を4人変更。1トップに入った柿谷は前半、何度もDFラインの裏に抜け出し、チャンスを作った。後半27分には反転して左足でシュートを放ったが、相手GKに阻まれ、2試合連続ゴールはならなかった。

 「悔しい。勝ちたかったので残念。最後のところが甘かった。本当に前半で決められた試合。チャンスはあったので、あれだけボールを出してもらっている中で結果を出せず、本当に申し訳ない」

 開幕からの連勝は4でストップ。柿谷は時間帯によって前線にボールが来ず、孤立する場面もあった。「(仲間に)信頼してもらうには、形に残る結果(を出すこと)が一番早いと思うし、それを積み重ねていくことが自分のためにもバーゼルのためにもなる」。次節17日シオン戦(アウェー)でのリベンジを誓った。【中野吉之伴通信員】