<スペインリーグ:レバンテ0-5Rマドリード>◇18日◇バレンシア

 Rマドリードのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナルド(29)が、アウェーのレバンテ戦でPKを含む2ゴールをマーク。今季得点を15とし、開幕から8節(ロナルドがプレーしたのは7戦)でのリーグ最多得点記録を塗り替えた。

 得点ランク1位を独走するロナルドがまた決めた。前半13分に自らが獲得した先制のPKを沈めると、2-0の後半16分には左サイドでパスを受け、一気に加速。中央へ切れ込みながら2人をかわし、さらに2人がつぶしに来たところを右足シュート。これがゴール左上に突き刺さった。

 開幕8節での15点は、43-44年シーズンにエチェバリア(オビエド)がマークした14得点を上回るリーグ最多記録。このままの調子でゴールを重ねるとシーズン71・25点ペース。11-12年にメッシが記録した史上最多の50点も、軽く超えていきそうな勢いだ。開幕3戦で1勝2敗とつまずいたチームも、これで公式戦7連勝となった。

 アンチェロッティ監督は「クリスティアノは不可能なことをやってのけている」とたたえた。そして次節25日に迎える首位バルセロナとの「クラシコ」へ向け、「選手たちは戦える集団だと示してくれている。体調も良いし、モチベーションも高い」と自信をのぞかせた。