<欧州CL:シャルケ4-3スポルティング>◇1次リーグG組◇21日◇ゲルゼンキルヘン

 DF内田篤人(26)の所属するシャルケ(ドイツ)が、FW田中順也(27)のスポルティング(ポルトガル)に辛勝した。2点リードから追いつかれ、後半ロスタイムのPKで勝ち点3をもぎ取った。内田はフル出場、田中はベンチ外だった。優勝経験のあるBミュンヘンとチェルシー、強豪シャフタル・ドネツクがいずれも大勝し、計8試合で大量40ゴールが生まれた。

 試合終了の笛が鳴ると内田はGKフェールマンに肩まで担ぎ上げられ、喜びを分かち合った。退場で10人となった相手に2点差を追いつかれたが、終了間際にFWフンテラールのヘディングが相手選手の手に当たり、PK獲得。これをFWチュポモティングが決め、ディマテオ監督就任後、公式戦2連勝となった。

 内田は「見ている方は面白かったでしょうけど…、引き分けかなと思っていた。ハーフタイムに監督が絶対勝てって言ってたから、勝てばOKでしょ」と苦笑い。G組首位チェルシーと勝ち点2差の2位で折り返した。

 ディマテオ監督はチェルシーを率いて11-12年シーズンにCL優勝。イタリア人らしく守備の整備が得意で、練習もスタメン、控えを分けずに競わせる。チーム状態も今後、上がっていきそうだ。