<セリエA:カリャリ1-1ACミラン>◇29日◇カリャリ

 【カリャリ(イタリア)30日=波平千種通信員】ACミランの日本代表FW本田圭佑(28)は29日のカリャリ戦(アウェー)にフル出場したが、無得点に終わった。これで前節フィオレンティナ戦から2試合連続で得点なし。9戦6発で得点ランクは2位タイのまま。試合は1-1で引き分けた。

 開幕からのゴール量産で相手のマークもきつくなっている。得点なしに終わったこの2試合、ミランはドロー。他カードの結果により3位と好位置につけたが、背番号10のゴールがチームの原動力となっているだけに、30日付のイタリア各紙も厳しい評価。ガゼッタ・デロ・スポルトは5・5点。コリエレ・デロ・スポルトは5点、トゥット・スポルトも同じ5点で「インスピレーションに欠ける。ひと言でいうなら『ひどい夜』だった」とした。

 右サイドで連動して相手の脅威となってきた相棒、右サイドバックのDFアバテも連戦の疲労からか元気がなくコンビの力も半減。本田は取材エリアに姿をみせなかった。インザギ監督は「犠牲を払って、大きな力を貸してくれた」としたが、もはやゴールなしでは物足りない。