<セリエA:インテルミラノ2-2ベローナ>◇9日◇ミラノ

 左ふくらはぎを痛めていたインテルミラノDF長友佑都(28)が、ベローナ戦で公式戦8戦ぶりの戦列復帰を果たした。直前に体調不良に見舞われながらも右MFでフル出場。チームは引き分けた。首位ユベントスは7-0でパルマに大勝した。ホームでの7得点は、プラティニ在籍時の83-84年シーズン以来だった。

 長友が10月2日の欧州リーグ・カラバフ戦以来、約1カ月ぶりにピッチに戻ってきた。「胃腸炎なのかインフルエンザなのか分からないですが、体調は最悪」という状態ながらフル出場。チームは後半にチリ代表MFメデルが退場し、ドローに持ち込まれたが、長友は「サッカーができる喜びを感じました。ケガや病気もあったりで、支えてくれる人に恩返ししたかった」。次節23日はACミランとのダービー戦。「特別な試合で気合も入るし、勝ちたい」と意気込んだ。(西村明美通信員)