スペイン・アス紙は10日、スペイン検察庁の反汚職課が、八百長の疑惑がかかっているハビエル・アギーレ監督(56)ら関係者約40人を、13日までにバレンシア裁判所に告発する見通しだと報じた。現在は銀行からの書類を待っている状態で、準備が整い次第、書類を提出するという。告発が受理されれば、本格的な捜査が始まる。

 今秋から、アギーレ監督がサラゴサ(現2部)を率いていた11年5月のレバンテ戦で八百長の疑いがあり、裁判所に出頭を求められる可能性があると報じられていた。同監督は4日に再来日した後、日本協会の「事情聴取」に応じ、潔白を主張している。(山本孔一通信員)