<欧州L:ヤングボーイズ2-0スパルタ・プラハ>◇1次リーグI組◇11日◇ベルン

 1次リーグの最終節24試合が行われ、U-21日本代表FW久保裕也(20)が所属するヤングボーイズ(スイス)がスパルタ・プラハ(チェコ)に勝利しI組2位で決勝トーナメント(32チーム)に進んだ。

 ヤングボーイズはスパルタ・プラハに快勝し、同クラブを逆転して1次リーグ2位で決勝T進出を決めた。チームの中で唯一、久保だけが悔しそうな表情を浮かべた。トップ下で先発し、前半から決定的なチャンスがめぐってきた。39分には相手DFのトラップミスが、ペナルティーエリア内の久保の足元に偶然こぼれた。だがGKと1対1の場面での左足シュートは、弱々しく正面を突いて簡単にキャッチされた。その直前の好機にも右足シュートをゴール上へ外しており、不完全燃焼のまま、試合終了を待たずにピッチから退いた格好だ。地元の主要紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング(電子版)は「久保が13メートルのシュートを惨めに外した」と伝えた。