<ブンデスリーガ:ヘルタ1-0ドルトムント>◇13日◇ベルリン

 ドルトムントの日本代表MF香川真司(25)はヘルタ戦でベンチ入りしたものの、2戦連続の出番なしとなった。試合は敗れ、2部との入れ替え戦圏内の16位に後退した。

 リーグ戦2戦連続で香川の勇姿は見られなかった。前半35分に右MFムヒタリャンが太ももを負傷すると、途中出場したのはMFブワシュチコフスキ。1点をリードされ、攻撃的な選手が必要だった後半も香川は呼ばれなかった。香川は無言でスタジアムを去り、クロップ監督は「(中盤でボールを失い失点した)前半のようなことはあってはならない。我々には目的に到達しようとする意志が欠けていた」と語気を強め、冬季中断期間までの2試合を全力で戦うことを誓った。(ベルリン=鈴木智貴通信員)