<セリエA:ACミラン2-0ナポリ>◇14日◇ミラノ

 【ミラノ(イタリア)15日=波平千種通信員】アジア杯日本代表に選出されたACミランのFW本田圭佑(28)が、14日(日本時間15日)のナポリ戦にフル出場した。得点はなく、これで8戦ノーゴールとなったがチームは強豪に快勝。何とか3位争いに踏みとどまった。20日(同21日)のローマ戦がミランでの年内最終戦となる。

 本田はいつもの右FWで無難にプレーした。見せ場はなかった。対照的にエゴむき出しのFWメネズの得点などで強豪ナポリに快勝。試合後は報道陣に軽く頭を下げ、立ち止まることなく無言で取材エリアを通り過ぎた。

 開幕7戦6発から8戦無得点。前線ではハイボールを競り合う場面が目立ち、持ち味を発揮しづらい展開だった。15日付ガゼッタ・デロ・スポルトは5・5点で「シーズン最初のころのキレを取り戻せていない」と厳しかった。

 年内は残り1戦。その後は2連覇のかかるアジア杯モードに切り替える。「連覇を期待されて連覇を果たす。そういうことに挑戦したい」と話している。先頭に立ち、日本を引っ張る。