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アーセナル7点大勝で首位守る/欧州CL

先制点となるシュートを放つアーセナルのセスク(中央)(AP=共同)
先制点となるシュートを放つアーセナルのセスク(中央)(AP=共同)

<欧州CL:アーセナル7-0スラビア・プラハ>◇23日◇1次リーグH組◇ロンドン

 新生アーセナルが7-0でスラビア・プラハに大勝し、3連勝でH組首位をがっちり守った。7点差は同大会の最多得点差勝利だった。20歳のMFセスクと18歳のFWウォルコットが2発ずつ決める活躍で、バルセロナに移籍したFWアンリの穴を埋めた。これで今季公式戦15戦無敗(12連勝)と、世代交代の成功を印象付けた。

 90分間、アーセナルはボールを動かし続けた。前半5分、セスクとMFフラミニの2人で左サイドを崩して先制。後半10分にはMFフレブ、フラミニ、セスクの間を流れるようにボールが回り、最後はフレブのスルーパスをウォルコットが流し込んだ。ベンゲル監督が鍛え抜いた連係がさえ渡った。

 アンリとスピードに頼っていた昨季までとは一変した。世代交代も進んだ。アンリが最後に先発した2月2日の欧州CL・PSV戦では出場選手の平均年齢が25・8歳だったが、この日は24・5歳となった。

 実は昨季から準備は進んでいた。アンリの故障で失速し、2月25日のリーグ杯決勝でチェルシーに敗退後、2週間でFA杯、欧州CLも敗退。そんな中、ベンゲル監督は「私のプランを信じろ」と、3年目のセスクの視野の広さを信じ、セスク起点のパスサッカーを徹底していた。フレブやフラミニら若い才能を継続起用し、アンリ抜きで戦う形の基盤をつくり上げた。だからこそ、アンリの移籍にも動揺はなかった。

 昨季終了後には1つの発見もあった。93年間戦ったハイバリーを離れ、昨季は現在のアーセナル・スタジアムに移って、戦いに微妙なズレが出ていた。国際サッカー連盟(FIFA)基準より縦が4メートル小さい101メートルのハイバリーでは、スピード重視で押し切れたが、ピッチが広がりやや息切れ傾向が出ていた。「私は速い流れが好きだが、状況に応じ緩急も付けないと」と方向転換した。

 7点差は4年前にユベントスがオリンピアコスを7-0で破った時に並ぶ最多得点差勝利。セスクは「完全な試合だった」と振り返る。ベンゲル監督は「サッカーは楽しんでするもの。1分たりとも無駄にしてはならない」と続けた。勝負が点差が開いても攻め続けた姿勢が、公式戦15戦無敗の快進撃を支えている。

[2007年10月25日9時35分 紙面から]

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