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ジェラード同じ日に天国と地獄/欧州CL

決勝トーナメント進出を決め喜ぶMFジェラード(中央)ら選手(AP=共同)
決勝トーナメント進出を決め喜ぶMFジェラード(中央)ら選手(AP=共同)

<欧州CL:リバプール4-0マルセイユ>◇11日◇1次リーグA組◇マルセイユ

 リバプールMFスティーブン・ジェラード(27)が、同じ日に天国と地獄を味わった。決勝トーナメント進出をかけたマルセイユ戦は、自分の先制ゴールなどで4-0で大勝。逆転で2位に滑り込み、チームを2年連続の16強に導いた。しかしその間、英マージーサイドの自宅は強盗の被害に遭っていたことが分かり、喜びは半減してしまった。

 ジェラードがピッチで大暴れしている間、英国の自宅では無法者たちがやりたい放題に暴れていた。マージーサイド警察によると、目出し帽をかぶった4人組の男らが11日夜、同選手の自宅に押し入り、貴金属などを奪って逃走した。当時、自宅にはアレックス夫人ともう1人の女性がいた。ケガはなかったが、2人とも動揺しているという。

 リバプールにとっては、悪夢の再現となってしまった。昨季、欧州チャンピオンズリーグ準決勝(対チェルシー)が行われた今年5月に、GKレイナの自宅が荒らされて愛車や貴金属などが盗まれた。昨年はFWクラウチらも空き巣の被害に遭っていた。逃走中の男らも、ジェラードが遠征中であることを知って押し入った可能性が高い。

 そんな中、試合に勝ったことだけが救いだった。勝たなければ1次リーグを突破できない状況で、マルセイユに完勝。ジェラードは前半4分、止められたPKのこぼれ球を自ら押し込み、ゴールラッシュに火を付けた。「監督はこの試合を『カップ戦の決勝』と表現した。これがキーワードになったんだ」。強い決意で臨んだ大一番の裏で、自宅と愛する家族が危険にさらされていたとは、予想もしていなかったはずだ。

[2007年12月13日9時12分 紙面から]

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