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夢破れ夢伝えた朋美6度目五輪

 98年長野五輪のスピードスケート女子500メートル銅メダリスト岡崎朋美の6度目の五輪が終わった。今回は競技者としてではなく、観客の1人としてスポーツの祭典を見て、本紙に観戦記を寄せてくれた。「ジャンプ、カーリングなど他競技を体感できて本当に勉強になった」と第2の人生への糧になったようだ。

 長野五輪の2年前、スピードスケート担当となったとき、初めて岡崎を取材した。当時、五輪代表に内定していた26歳は恋愛などを犠牲に競技に打ち込んでいた。本番では、日本女子の短距離初のメダル獲得を目にすることができた。

 以来15年。久しぶりに担当に戻ると、岡崎は、あの時と変わらず現役を続けていた。ほとんどのアスリートは40歳を超えれば、体力の限界を感じて引退する。しかもスケートの練習はハードだ。いつしか同年齢のママさんに、自らも夢を重ねるようになった。

 42歳の夢は破れた。だが、その貴重な経験を少しでも伝えてもらいたくて観戦記のオファーを出すと、快く受けてもらった。申し訳なかったのは長女杏珠(あんじゅ)ちゃん(3)に、引退後までも離れ離れにしてしまったこと。杏珠ちゃん、ごめんなさい。でもママは6度目の五輪のソチで頑張りましたよ。【田口潤】(終わり)




日本のメダル数

金メダル
1
銀メダル
4
銅メダル
3

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