[ 2014年2月20日4時42分 ]女子SPのユリア・リプニツカヤ(撮影・井上学)

 ロシアの天才少女、ユリア・リプニツカヤ(15)が、ほろ苦発進となった。冒頭の3回転ルッツ、3回転トーループのコンビネーションジャンプを、見事に決めて上々の滑り出し。中盤のスピンは自慢の柔軟性を生かし、観客を魅了した。

 しかし、後半の3回転フリップが2回転となり、まさかの転倒となった。転倒は1点減点となったが、それ以外の演技でカバーし、5位となる65・23点。

 演技を終えたリプニツカヤは、得点を待つ間、キス&クライで下をうつくむく場面もあったが、「ロシアッ、ロシアッ」の大歓声に気丈に手を振って応えていた。