[ 2014年2月20日12時45分 ]<ソチ五輪:フィギュアスケート>◇19日◇女子ショートプログラム

 SPトップの金妍児と16位浅田真央の差は、致命的ともいえる19・41点。フリーでの逆転優勝は珍しくないが、これほどの大差をひっくり返すのは、ほぼ不可能といっていい。

 現行の方式となった2007年以降の世界選手権の女子で、フリーでの逆転は5度あった。もっとも大きな点差があったのは07年で、SP2位の安藤美姫が3・97点離されていた金妍児を逆転した。08年と10年に優勝した浅田はいずれもSPは2位で、点差はそれぞれ0・18、2・32だった。

 五輪では、06年トリノ冬季大会を制した荒川静香がSP3位から逆転で金メダルを手にした。だが、首位のサーシャ・コーエン(米国)との差は0・71点とわずかだった。