[ 2014年2月2日15時28分 ]搭乗手続きを終え成田空港を出発する竹内(撮影・渡辺佳彦)

 ノルディックスキーのジャンプ男子ソチ五輪代表の竹内択(26=北野建設)が2日、欧州に向け成田空港を出発した。

 年末にひいた風邪をこじらせ、肺炎を併発。W杯を転戦するため先月29日に離日した全日本チームとは離れ、地元の長野で治療と回復に専念。練習をこなしながら、この日の出発となった。ドイツ・ミュンヘン到着後、先発組と合流し3日夜(日本時間4日未明)にソチ入りする。

 長野では入院する必要もなく順調に回復。白馬ジャンプ台で2日間で16本、ノーマルヒルを飛んだ。「何とか五輪に間に合うかな、という感じです。トレーニングも、夏場以上に積めました」と急ピッチで仕上げた。顔には薬の副作用でできた発疹が浮かぶが「ジャンプを飛べるのは健康の証し。パワーアップもできました」と話し、搭乗機に乗り込んだ。