[ 2014年2月12日7時36分 ]女子ノーマルヒルで8位に入った伊藤有希は取材に応じる(撮影・井上学)<ソチ五輪:ジャンプ>◇11日◇女子ノーマルヒル(HS106メートル、K点95メートル)

 19歳ながらジャンプ女子日本代表の3人の中で最年長の伊藤有希(土屋ホーム)が、健闘して入賞した。「2回目は吹っ切れた感じで、納得できるジャンプができた。本当に充実した五輪だった」と感極まった。

 1回目は踏み切りのタイミングが合わず97・5メートルで10番手につけた。2回目はスムーズに飛び出し、きれいな空中姿勢で着地も決めた。距離を101メートルに伸ばし、着地もまずまずだった。この回だけなら2位の得点を刻んだ。

 五輪までのW杯と世界ジュニア選手権の9戦連続で1桁順位をキープした。ソチ入りしてからも調子を上げただけに、1回目には悔いが残った。「五輪で(好飛躍を)そろえられなかったのが残念」と反省を忘れなかった。