[ 2014年2月20日19時30分 ]メダルを下げ帰国した葛西(右)らジャンプ陣(撮影・松本俊)

 ジャンプ個人ラージヒルで銀、団体ラージヒルで銅メダルを獲得した葛西紀明(41=土屋ホーム)ら日本代表の団体メンバーが20日、ドイツ経由で帰国した。

 帰国便は大会前に「メダル獲得の際はビジネスで」と熱望した通り、全日本空輸がビジネスシートを準備。葛西は「アピールしたかいがありました。フラットの状態で休めて、疲れも違うし、食事も最高のモノを出していただけた。快適に帰国できました」とニッコリ。「あいつは搭乗してからずっと寝てた」と明かすように、清水礼留飛は到着ロビーに寝癖が取れないまま登場。熟睡してチームは疲れなく長距離移動を終えた。

 25日にはスウェーデンでW杯が再開する。帰郷して中2日で札幌を出発する強行軍となるだけに、ビジネス帰国で疲労を軽減できたのは大きい。葛西は「テレマークを決めていれば金メダルに届いたかもしれないとか、悔しさも残っています。まだW杯は続くので、修正して完ぺきにしたい」と早くも気持ちを切り替えた。