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プラズマテレビ“ピュアビジョン”


“ピュアビジョン”を体験

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 目の前に国立競技場のピッチが広がった。丹念に刈りそろえられた芝が太陽の光を浴びて輝いている。両チームのイレブンが濃い緑のジュータンの上に姿を現した。バックスタンドのサポーターも1人1人がはっきりと確認できる。

 パイオニアのハイビジョン・プラズマテレビ“ピュアビジョン”を体験させてもらった。日刊スポーツの電子メディア局に運び込まれたのは、50V型の大画面。スイッチが入った瞬間、その色の鮮やかさに驚いた。芝はもちろん、選手のユニホーム、ピッチサイドの広告、サポーターフラッグ…すべてが「本物」だ。キックオフ直前、ボールに近づいた選手の足元がアップになった。芝の葉の1本1本が浮かび上がり、それぞれの色が微妙に違っていることまでよく分かる。試合が始まって選手がアップになると、画面から飛び出してきそうだ。選手と背景のコントラストがはっきりしているから、鮮明に浮き立って見えるのだろう。激しく動く選手たちの脚の筋肉の躍動や、額に浮き上がる汗の粒までがしっかり確認できる。記者席にいる感覚。いや、カメラアングルによっては記者席以上の「臨場感」を味わえるかもしれない。

スポーツは現場が一番と思っていた記者時代

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 考え方を変えなければならないのだろうか。記者時代には「テレビでは現実が分からない」と思ったことが何度もあった。

 マイク・タイソンが初来日した時、自分と大差ない「鉄人」の身長にまずビックリした。世界ヘビー級王者としては小さすぎる男が、試合ではプロ野球選手のバットスイングのような音とともにパンチを放ち、ふた回りも大きい挑戦者をなぎ倒した。サッカーのブラジル代表DFロベルト・カルロスの左太ももはカチカチの筋肉で固められていて、まるで太い松の木だった。会って初めて女性のウエストより太いということを実感できた。横綱朝青龍の真っ白でシミ1つないきれいな肌が、仕切りのたびに朱色に変わっていく様子は、テレビ桟敷では分かりにくい。土俵の間近で見て初めて、無類の強さは徹底した体調と気持ちのコントロールによるものだと実感できる。だからスポーツは生が、現場が一番と思っていた。

テレビの前が記者席になる

 “ピュアビジョン”はテレビの前を記者席に変えてしまいそうだ。現場の臨場感を画面を通じて体感でき、現実をはっきりと映し出してくれるだろう。サッカーのゲームを目で追っていると、スタジアムに吹く風まで感じられそうだった。私たち電子メディア局の仕事の1つは、ホームページを通じてユーザーにいち早くニュースを伝えること。時にはテレビを見ながら原稿を書き、速報記事をアップすることもある。そんな時「テレビの前の記者席」に座っていれば、これまで以上にビビッドな情報を届けられるだろう。

小堀 泰男こぼりやすお
 1983年入社。静岡支局、編集局野球部、スポーツ部、整理部、スポーツ部を経て04年11月から電子メディア局勤務。趣味はクルマ、ルアーフィッシング、映画。最近は「フラガール」で泣いた。
  • デジタルハイビジョン プラズマテレビ “ピュアビジョン” PDP-507HX
    PDP-507HX
    パイオニア独自の高画質テクノロジーを駆使したデジタルハイビジョン プラズマテレビ。「インテリジェントシステム」など高画質新技術により、自然な色合いでリアリティに富んだ映像を再現。オーディオメーカーのDNAが生きる高品位な音の再現力が、美しい映像に臨場感をプラス。動画再生でも残像ボケのない、優れた動画解像度を実現。サッカーなどの動きの速い映像も忠実に、そしてクリアに描写。無駄を排除したシンプルなデザインは、映像の美しさを際だたせる。「高純度クリスタル層」などにより、低消費電力を実現。
  • スピーカーラックシステム B-07
    B-07
    “ピュアビジョン”のデザインコンセプトから生まれたAVラック。フロントスピーカーを内蔵。専用オプションのHTP-07を追加することで、手軽に5.1chホームシアターを楽しめる。
  • ホームシアターシステム HTP-07
    HTP-07
    “ピュアビジョン”の臨場感を完成させるシアターシステム。付属のセットアップマイクを使い、各スピーカーの音量、距離、音質をお部屋に最適な状態に設定する自動音場補正システム搭載。専門的知識が無くても、5.1chの本格的なサラウンドを楽しめる。レシーバーサブウーファー、見やすいディスプレイユニット、スピーカーケーブルのいらないデジタルワイヤレスリアスピーカーのセット。