ホーム > 【PR】 西武・涌井が体験! 実況パワフルプロ野球13決定版
プロ野球ゲームの傑作、「実況パワフルプロ野球13 決定版」が14日、KONAMIから発売された。今年のペナントレース終了時の選手データが盛り込まれた最新版だ。プロ野球界屈指のゲーム大好き人間、西武ライオンズ涌井秀章投手(20)が早速、セ・リーグの覇者中日との交流戦をコントローラーを手に画面上で体験した。
涌井が強竜打線に立ち向かった。1番荒木、2番井端以下、セ・リーグを制したベストメンバーで組まれている。「やっぱり、この打順と戦いですから」。コントローラーを手にゲームを始めると、最初から直球でグイグイと押した。まずは荒木を内角低めのストレートで三振させる。井端も内角低めの直球で詰まらせて三ゴロ。セ界屈指の1、2番コンビをあっさり打ち取ると、WBC準決勝韓国戦での代打本塁打が印象に残っている福留も二ゴロに仕留める。上々の立ち上がりだ。
2回、4番ウッズに遊安で出塁された。5番森野、6番アレックス、7番井上とジグザグ打線が続く。今年の交流戦で手痛い思いをしている3人との走者を背負っての対戦だ。中日戦に涌井は5月23日のナゴヤドーム、6月13日のインボイス西武と2回先発した。特にホームゲームでは、当時1番の森野に左越えの先頭打者本塁打を喫している。3回表にはアレックスに左前適時打を許し、結果的に1-2で敗戦投手になってしまった。井上には5月の試合で先頭打者として中前に運ばれた。得点こそ与えなかったが、立ち上がりを攻められて1死満塁のピンチを招いている。
さて、ゲーム。ここでも涌井は直球勝負を挑む。森野には内角ひざ元へ投げ込み、一ゴロに詰まらせた。アレックスは外角低め、内角低めでストライクを取って追い込み、最後は真ん中低めのカーブを見送らせて三振。井上は打球の方向が良く詰まった遊安になったが、谷繁を151キロの内角ベルト付近の速球で中飛に終わらせた。
エンジンがかかった3回、佐藤充を三ゴロの後、荒木に左前に打たれたが井端の内角攻めが功を奏した。遊併であっという間に限定の3回を力でねじ伏せた。「ゲームも試合も負けたくないですから。もっともゲームなら1試合10分で終わらせますよ」と笑った。
中日との交流戦ではいずれも川上と投げ合った。04年沢村賞、今年は最多勝、最高勝率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞とセ界屈指の本格派右腕。グラウンドから離れれば、食事に誘われたこともある。そんな大先輩が相手でも、「マウンドを任された以上は相手より先に降りたくない」と、先発完投にこだわる。
もちろん自由な時間はパワプロで息抜きしながら、シーズンに備える。
試 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | カード別勝敗 <>は引き分け | |||||||
(1) | ロッテ | 36 | 23 | 13 | 0 | .639 | ヤ 3-3 | 神 1-5 | 中 4-2 | 広 4-2 | 横 5-1 | 巨 6-0 |
(2) | ヤクルト | 36 | 22 | 14 | 0 | .611 | ロ 3-3 | ソ 3-3 | 西 4-2 | 日 3-3 | 楽 5-1 | オ 4-2 |
(3) | 阪神 | 36 | 21 | 15 | 0 | .583 | ロ 5-1 | ソ 3-3 | 西 2-4 | 日 3-3 | 楽 3-3 | オ 5-1 |
(4) | 中日 | 36 | 20 | 15 | 1 | .571 | ロ 2-4 | ソ 4-2 | 西 3<1>2 | 日 2-4 | 楽 4-2 | オ 5-1 |
(5) | ソフトバンク | 36 | 20 | 16 | 0 | .556 | ヤ 3-3 | 神 3-3 | 中 2-4 | 広 3-3 | 横 5-1 | 巨 4-2 |
(6) | 西武 | 36 | 19 | 16 | 1 | .543 | ヤ 2-4 | 神 4-2 | 中 2<1>3 | 広 4-2 | 横 4-2 | 巨 3-3 |
(7) | 日本ハム | 36 | 17 | 19 | 0 | .472 | ヤ 3-3 | 神 3-3 | 中 4-2 | 広 2-4 | 横 2-4 | 巨 3-3 |
(8) | 楽天 | 36 | 17 | 19 | 0 | .472 | ヤ 1-5 | 神 3-3 | 中 2-4 | 広 4-2 | 横 3-3 | 巨 4-2 |
(9) | 広島 | 36 | 16 | 20 | 0 | .444 | ロ 2-4 | ソ 3-3 | 西 2-4 | 日 4-2 | 楽 2-4 | オ 3-3 |
(10) | 横浜 | 36 | 15 | 21 | 0 | .417 | ロ 1-5 | ソ 1-5 | 西 2-4 | 日 4-2 | 楽 3-3 | オ 4-2 |
(11) | 巨人 | 36 | 13 | 23 | 0 | .361 | ロ 0-6 | ソ 2-4 | 西 3-3 | 日 3-3 | 楽 2-4 | オ 3-3 |
(12) | オリックス | 36 | 12 | 24 | 0 | .333 | ヤ 2-4 | 神 1-5 | 中 1-5 | 広 3-3 | 横 2-4 | 巨 3-3 |
涌井が涌井とゲーム上で戦うために選んだのはソフトバンク打線だった。1番大村から9番山崎まで、コントローラーを使って打順を組んでいく。「自分が投げるときには確かこんな感じだったよな」とつぶやきながら、人選していった。
今シーズン、涌井が先発するときには1番大村、2番川崎、3番柴原、4番松中と左打者を上位に並べられた。足があって左右に打ち分ける、いやらしいタイプが3人続く。このうちの1人でも出塁させると大砲が待ち構えている。失投は許されないし、走者への警戒心が薄れるとかき回される。打線としてもっとも嫌なイメージを抱いている。逆にゲームで楽しむときには、自分が肩入れする球団でもある。
初回、先頭の大村がいきなり左前に流し打って出塁する。「よくやられるんですよ、こんな打ち方で」と笑う。ただし、後続が倒れてしまった。
2回も1死からカブレラが右前に安打を放って出る。2死後、盗塁を試みたがタッチアウト。3回は2死一、二塁と得点圏に走者を送りながらも柴原が遊飛に終わる。「ああっ」。思わずため息が出た。
3回限定のつもりが、つい熱が入って4回に突入した。その気持ちとは裏腹に松中が中飛、ズレータが二ゴロ。ところが、ソフトバンク打線はこのままでは終わらない。カブレラ、城所、本多の3連打で2死満塁とする。ところが、山崎が投飛でタイムアップ。「選手の能力値がかなりシビアに出ていますね」という言葉には実感がこもっていた。
選手 | 打 | 安 | 本 | 点 | 振 | 率 |
大村 | 14 | 7 | 0 | 0 | 2 | .500 |
川崎 | 14 | 7 | 0 | 1 | 1 | .500 |
柴原 | 12 | 1 | 0 | 1 | 4 | .083 |
松中 | 10 | 4 | 2 | 6 | 1 | .400 |
ズレータ | 12 | 4 | 1 | 9 | 3 | .333 |
カブレラ | 8 | 2 | 1 | 1 | 2 | .250 |
城所 | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | .333 |
本多 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 |
山崎 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 |
その他 | 30 | 6 | 0 | 1 | 8 | .200 |
チーム | 112 | 32 | 4 | 19 | 25 | .286 |
◆ 涌井秀章 (わくい・ひであき) 1986年(昭和61年)6月21日生まれ。千葉県出身。横浜高卒。投手。
04年ドラフト1位で西武ライオンズに入団。05年3月29日、日本ハム戦(札幌ドーム)でデビュー。05年は13試合1勝6敗、防御率7・32だったが、今年は26試合12勝8敗、防御率3・24とローテーションの一角を占めた。
185センチ、85キロ。右投げ右打ち。
(C)2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
(社)日本野球機構承認
NPB BIS プロ野球公式記録使用
フランチャイズ13球場公認
(社)全国野球振興会公認
ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2006年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。