<トライアスロン:世界シリーズ最終戦エドモントン大会>◇8月31日◇カナダ・エドモントン

 田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本・流通経大職)は38位、細田雄一(森永製菓)は58位に終わった。仁川アジア大会前に収穫のあった30日の女子とは対照的に、厳しい結果となった。

 日本トライアスロン連合の飯島健二郎強化チームリーダーは「世界との力の差が出た」と渋い顔だった。一方で、女子12位の井出樹里(博慈会)がラン開始時点で先頭に立ったことについて「あそこで(トップに)10~15秒差をつけられることが多かった。戦えるようになってきた」と手応えを口にした。

 女子28位の上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)を含めた4人がアジア大会で個人戦に出場し、男女とも前回の広州大会に続く金メダルを狙う。細田と上田は「事前の高地合宿ではいい練習ができた」と口をそろえ、アジア大会に自信を示した。飯島強化チームリーダーは「前回は勝っているが、香港や韓国、中国も力をつけている。体調を整えてピークを合わせたい」と気を引き締めた。