仁川アジア大会(9月19日~10月4日)に出場する柔道女子日本代表が4日、都内の国士舘大学での強化合宿を公開し、52キロ級代表で16年リオデジャネイロ大会で3大会連続の五輪出場を狙う中村美里(25=三井住友海上)らが、寝技などの強化に取り組んだ。

 「いつのまにか年下が増えましたね」。08年北京五輪で銅メダルを獲得し、平成生まれの日本人初メダリストになった第一人者も、12年ロンドン五輪出場を経て、25歳になった。昨年末にはロンドン後の長期休養の原因となった左膝に水がたまり、ボルト摘出手術を受けた。完全復活へ向けて7月の国際大会では優勝を飾っており、「ひざも気にしなくなって、徐々に良くなってきている」と手応えを口にした。