19日に開幕する仁川アジア大会の日本選手団本隊が15日、仁川入りした。

 フェンシング男子で28歳の太田雄貴(森永製菓)はソウルの金浦空港で「自然と緊張感が高まり、わくわくしている。格好をつけず、泥くさくてもいいので勝負にこだわりたい」と引き締まった表情で意気込みを述べた。

 この日はバレーボールやホッケーなど233人の選手、役員が到着し、選手村に入村した。ホッケーは優勝すれば2016年リオデジャネイロ五輪の出場権を獲得する。女子主将の中川未由希(ソニー)は「一番乗りで出場権を得れば注目してもらえると思うし、2年間を強化期間に充てられる。チーム一丸となって取りにいきたい」と金メダルを見据えた。

 五輪で実施される全28競技でのメダル獲得を目標に掲げる青木剛団長は「アジアの頂点を目指し、一戦一戦ベストを尽くしてもらいたい。20年東京五輪に向け、期待できる選手に出てきてほしい」と若手の台頭を望んだ。