「アジア大会2014韓国仁川」が19日に開幕。TBSテレビ系列では10月4日まで同大会を放送する。注目は女子バスケットだ。同時期に世界選手権(9月27日~、トルコ)が行われるため、アジア大会は2020年を見据えて平均年齢22・2歳の若手主体のメンバーで挑む。12人の日本代表のうち代表初選出は7人にのぼる。

 中でも19歳で日本代表に抜擢された馬瓜(まうり)エブリンに期待が集まる。両親はガーナ人で、エブリンは日本で育ち14歳の時に日本国籍を取得した。愛知・桜花学園高2年時にはU-17世界選手権で日本の4位に貢献。同校3年時には高校総体、国体、ウインターカップの3冠を獲得し、今春WリーグのアイシンAWに入団した。身長は180センチと特筆すべき高さではないが、リーチの長さとジャンプ力でセンターとしてゴール下の攻防に加わる。

 日本は予選ラウンドを免除され、28日13時の決勝トーナメント(準々決勝)インド戦からのスタート。ここ3大会は中国が優勝しているが、日本は1998年のバンコク大会以来となる3度目のアジア女王を目指す。