柔道の日本代表は男子の井上康生監督と女子の南條充寿監督が競技開始前日の19日、選手村で意気込みを語った。

 今回の代表は各階級の2、3番手が中心。井上監督は「リオデジャネイロ五輪に向け、11月の講道館杯までで(選考レースの)流れがある程度、固まってくると思う。このチャンスを生かしてもらいたい」と奮起を期待した。

 18日には大会組織委員会から、本来は試合前日の計量を開会式出席のために試合当日に変更する提案があったという。選手の調整が全て狂いかねない想定外の打診。実現はしなかったものの、南條監督は「何があっても受け入れてやる。いい経験になると思う」と気を引き締めた。