仁川アジア大会バドミントン日本代表の舛田圭太コーチは22日、韓国に敗れた21日の男子団体準々決勝で場内の風が日本に不利になるように操作された可能性があると日本オリンピック委員会(JOC)に報告したことを明らかにした。

 最近は熱中症対策などで空調を使うことが多く、現時点で大会組織委員会に抗議はしないが、舛田コーチは「個人戦で他の国からもクレームが出た場合は同調する」と話した。

 問題となったのはシングルスのエース田児賢一(NTT東日本)が格下選手に逆転負けした一戦。田児は相手の打球が伸び、自分のショットが失速する向かい風を感じたという。

 バドミントンのシャトルは5グラム前後で風の影響を受けやすく、舛田コーチは「第2ゲームから不利な向かい風が吹いた。最終ゲームでサイドが入れ替わったら、また向かい風になった。さすがに不可解」と話した。その後は微風が吹き続けたが一定だったという。