<アジア大会:陸上>◇第13日◇1日◇韓国・仁川

 男子200メートル決勝は、9秒台を出した100メートル同様、オグノデ(カタール)の独壇場。後続に5メートルほどの差をつける20秒14で短距離2冠を達成した。期待された日本勢は4位以下に終わった。

 20秒87で4位の飯塚翔太(23=ミズノ)は「(前半のコーナーで)ギアを回して、そこからどうしようと。このまま回しては直線は厳しい」と、1度は抑えたが失速。最後は地元の韓国選手に抜かれ銅メダルを逃し「めっちゃ、悔しい」と顔をしかめた。

 20秒89で5位の原翔太(22=上武大)は、昨年までは、ほぼ無名ながら今年の日本選手権を制したシンデレラボーイ。「ここ1年で急成長したかな、とは思う。負けたこと、悪かったことは全て、来年に向けての励みになる」と前を向いた。