<アジア大会:陸上>◇第13日◇1日◇韓国・仁川

 男子10種競技で右代啓祐(28=スズキ浜松AC)が、8088点で金メダルを獲得した。

 前回大会は4位で、メダルを逃した。以降は海外に出て、外国勢と戦う重要性を認識し、積極的に海外遠征に出た。「4年間、積んだ経験を、ここ仁川で発揮できた。悔しかった思いを持ち続ければ、必ずいいことがあると信じてきたことが証明できた」と記者会見で、言葉に実感を込めた。

 最後の1500メートルも、総合の点数を考え、余力を持って走ることも出来たが「それではキング・オブ・アスリートとして恥ずかしい」と自分の走りに徹した。コンスタントに8000点台を出し、日本記録も2回、更新。「必ず世界の舞台で8000点を出したい」と、来年の北京世界選手権での大台再現を自分に誓っていた。